青色申告で節税!メリットと手続き方法
フリーランスにとって、節税は重要なテーマだ。少しでも多くの収入を手元に残したいと考えるのは当然のことだろう。
そこで、節税効果の高い青色申告について詳しく解説しよう。
青色申告の最大のメリットは、最大65万円の控除を受けられることである。これは、白色申告にはない大きなメリットだ。
また、青色申告では、赤字を3年間繰り越せるため、事業が軌道に乗るまでのリスクを軽減できる。
青色申告を行うためには、事前に税務署へ「青色申告承認申請書」を提出しなければならない。申請期限は、新規開業の場合は開業日から2ヶ月以内、既に開業している場合はその年の3月15日までだ。
さらに、青色申告では、複式簿記による記帳が義務付けられている。複式簿記は、資産、負債、資本、収益、費用という5つの要素を用いて取引を記録する方法だ。
最初は複雑に感じるかもしれないが、会計ソフトなどを活用すれば、比較的簡単に記帳できる。
青色申告特別控除を受けるためには、適切な帳簿書類を作成・保存する必要がある。具体的には、仕訳帳、総勘定元帳、貸借対照表、損益計算書などだ。
これらの書類は、税務調査の際にも必要となるため、大切に保管しておこう。
青色申告は、節税効果が高いだけでなく、事業の財務状況を把握しやすくなるというメリットもある。きちんと帳簿をつけることで、経営の改善にも役立つだろう。
少しの手間をかけることで、大きなメリットを得られる青色申告。
近年はクラウド会計ソフトも普及しており、手軽に複式簿記に対応できるようになっている。積極的に活用し、青色申告のメリットを最大限に活かしてほしい。